
しのぎを削るたたかい
私は、最近日本の歴史小説にハマっています。特に“織田信長”!
で、最近の私がよく見る言葉『しのぎ(鎬)を削るたたかい』・・・の意味について。
一般的には、
剣戟によって刀の鎬を削られる・・・そいう激しい戦いのこと
と理解されています。 私は10年ほど前、
刀剣商だか刀鍛冶だかよく判らないのですが、
鎬を削る戦いとは、
「激しい戦いにより刀が刃こぼれして、
その刃こぼれを修復するために、鎬を削って鎬筋を峰側にずらす、
そういう意味なんですよ。」と教わりました。
ですから、包丁にしろ鉈にしろ刃こぼれをすれば、
こぼれた分だけ鎬を削るように砥いでいます。
(鎬とは、この画像の切刃側の影になっている部分すべてを指します)